ようこそ、みなさん。
- はじめに
- JUPITER AND SATURN WILL FORM ‘DOUBLE PLANET’ THIS DECEMBER FOR THE FIRST TIME IN 800 YEARS
- クリスマススター
- ベツレヘムの星
- ケプラーによる同定
- 最後に
はじめに
先日ご紹介した「木星と土星が近々、何百年かぶりに最接近する」お話に関連しまして。
「同じ内容を伝えている別の記事」を読んでいたのですが、その記事で「さらに関連するちょっとした話題」を知りまして。
そんなわけで、今日は「クリスマスに関する豆知識」的なことをお届けしたいと。
まずは、その「別の記事」の和訳から。
それでは早速。
JUPITER AND SATURN WILL FORM ‘DOUBLE PLANET’ THIS DECEMBER FOR THE FIRST TIME IN 800 YEARS
木星と土星は、この12月に800年ぶりに「二重惑星」を形成します
Olivia Rosane
Dec. 04, 2020 02:19PM EST
この冬至には、夜空には星空観察者(スターゲイザー)のための特別なご馳走が用意されています。
12月21日、木星と土星が「二重の惑星」として現れるほど接近すると、ライス大学の天文学者パトリック・ハーティガン氏が大学のプレスリリースで発表した。これはコンジャンクションと呼ばれ、このような2つの惑星の間の接近が地球から見えたのは1226年が最後だった。
「800年前とは思えない」ハーバード・スミスソニアン天体物理学センターの広報担当者エイミー・オリバー氏がUSA TODAYに語った。「2020年のコンジャンクションは、世界にユニークなホリデーギフトと呼んでください。もしかしたら、それは2020年のための癒しのバンドエイドなのかもしれない。」
コンジャンクションとは、地球から見たときに2つの天体が近くに見えることです。木星と土星の間のコンジャンクションは、2つの惑星の軌道が地球の軌道と一致したときに起こります。20 年に一度しか起こらないもので、NASA によると「グレートコンジャンクション」と呼ばれています。
しかし、この「グレートコンジャクション」は、惑星を通常よりもさらに近づけます。 それらはわずか10分の1度、または腕の長さで保持されている10セント硬貨の厚さだけ離れているように見えます。
「12月21日の最も接近した夜に、それらは満月の直径のわずか1/5だけ離れた二重惑星のように見えるでしょう」とハーティガン氏はプレスリリースで言いました。「ほとんどの望遠鏡を覗き込む人たちにとって、各惑星とそれらの最大の衛星のいくつかは、その夜、同じ視野に表示されます。」
ただし、21日の夜自体が曇っていても、12月16日から25日までは惑星が接近しています。その間の(木星と土星の間の)空間は満月の直径よりも小さくなります。
この現象は赤道から見るのが最も簡単ですが、地球上のどこにいても見られるはずです。見るには、日没後1時間ほど西の低い空を見てください。ただし、北緯の方は日没後、できるだけ近くで見るようにしましょう。
「北に行けば行くほど、惑星が地平線の下に沈む前に、コンジャンクションを垣間見ることができる時間が短くなります」とハーティガン氏は説明した。
このコンジャンクションを逃すと、2080年まではもう一つのとても近いコンジャンクションが現れません。それ以降は、2400年以降になるまで、再び起こることはありません。この現象が最後に目に見えるようになったのは中世になってからですが、同様のアライメントは1623年に発生したが「それは地球から見るには太陽に近すぎた」と『USA TODAY』は説明している。
「一生に一度のことなので、これを見ることができたらラッキーだ」と、シドニー天文台のアンドリュー・ジェイコブ氏は、イブニング・スタンダード紙が報じたように語っています。
このイベントは、「クリスマススター」または「ベツレヘムの星」としても知られています。
ドイツの天文学者ヨハネスケプラーは、1614年に、同様のコンジャクションが、賢者がキリスト降誕の物語で赤ん坊のイエスを訪ねるために続いた明るい「星」の源であったかもしれないと理論づけました。
(翻訳ここまで)
特に気になったのは、記事の最後の部分です。
クリスマススター。ベツレヘムの星。そしてヨハネス・ケプラー。
クリスマススター
「クリスマススター」という言い方を初めて聞きました。
※ クリスマスなんか縁遠い人生でしたので。
色々と検索してみたのですが、どうやら「クリスマスツリーの一番上の星(トップスター)」のことかな?と思われます。
クリスマスツリーの一番上に、必ずといっていいほど飾られている星型の飾りを「トップスター」と言います。トップスターは、イエスキリストの誕生を「東方の三博士」に知らせた「希望の星」が由来になっています。人々を導くような大きく目立つ星は縁起が良いとされ、クリスマスツリーの頂上を飾っているのですね。
最近になり、「クリスマスツリーをいつか飾りつけしたい」というのが私の「将来(永続的に)やってみたいこと」のひとつになったわけですが(笑)
「クリスマスツリーの飾りつけ」って、一応色々な意味があるんですね。
「クリスマスベル」は「喜びを告げる鐘」
「丸いオーナメント」は、元々は「リンゴ(知恵の実)」
「靴下」は「聖ニコラウス(サンタのモデル)」に由来。
「キャンディ」が杖の形をしているのは「羊飼いの杖」から。
「クリスマスリース」が丸い形なのは「永遠」を意味し。
「イルミネーション」は「夜を照らす光」を象徴。
なるほど...勉強になります(笑)
ベツレヘムの星
Googleなどで「"Christmas Star"」と検索すると「ベツレヘムの星」が提案されるので、「クリスマスで"星"と言ったら"ベツレヘムの星"でしょ!」的な扱いなのでしょうね。
ベツレヘムの星(ベツレヘムのほし)またはクリスマスの星(クリスマスのほし)[1] は、東方の三博士(別名「東方の三賢者」「東方の三賢王」)にイエス・キリストの誕生を知らせ、ベツレヘムに導いた、キリスト教徒にとって宗教的な星である。マタイによる福音書によれば、博士たちは星の出現に霊感を受けて「東方」からエルサレムまで旅をした[2]。
ja.wikipedia.org より抜粋
この「ベツレヘムの星のウィキ」は読んでるだけで面白いですし、ある程度「オカルト」やらを追いかけてる人にとっては「知っておくべきこと」の宝庫だったりします。
ケプラーによる同定
ヨハネス・ケプラーさんが「ベツレヘムの星はこれ(木星と土星のコンジャクション)じゃね?」と言ってた話もWikiにちゃんと載っていました。
1614年、ドイツの天文学者ヨハネス・ケプラーは、紀元前7年に起きた、木星と土星の3連会合、すなわち両惑星が合体して見えるほどの接近を3回繰り返したのがベツレヘムの星の正体であると結論付けている[11]。当時、木星と土星は接近しつつ留と逆行を繰り返し、3回も大接近した。しかし現在では、両星の間隔は1度(月や太陽の視直径の2倍程度)ほど離れていたので、珍しい現象ではあるが合体してより明るく見えたというわけではないことがわかっている。 キリスト生誕の頃に起きた天文学的な現象を網羅した、バビロンにおける古代暦が発見されたが、そこでは惑星の会合を特別視するような記述はなく、キリストの誕生と結び付けられるような神秘性が付与される現象とは考えられない [12][13]。
ベツレヘムの星 - Wikipedia より抜粋
他にも色々と説が載っているので、詳しくはWikiを読んでいただくとして。
私が気になったというか、ブログでわざわざ書いているのは、ここにも「遡って過去が決まる」という仕組みが見えているからです。
「キリストの誕生」という「特別に神秘的であらなければならない現象」に「いずれかの現象を(後世の人間が)結びつける必要があった」ので「”ベツレヘムの星的な”現象が選ばれた」わけです。
過去に何かしらの特別な天文現象は発生したのでしょう。
それが「コンジャクション」なのか「ハレー彗星」なのか「超新星爆発」なのか「他の何か」なのかはわかりません。
とにかく「夜空にひと際明るい星が存在していた」時期があったのでしょう。
それが「キリストの誕生」というものと結びつけられた。
なので「キリストが実在した人物だった」としても、結び付けられる現象自体は「キリスト誕生以前に発生した現象」でも構わないのです。
また、紀元前2年に惑星の会合が頻繁に起きている事実を重視し、6月の日没後にバビロンの西の空(しし座)に金星と木星の大接近を見た東方の博士が星の方向、すなわち西方に向かって旅立ち、8月の日の出前(しし座)にベツレヘムで水星・金星・火星・木星の集合を見たとする説もある[14]。
彗星であったという説もある [12]。 紀元前12年にハレー彗星が現れた事が中国の記録に残されているが、キリスト生誕の年としては早すぎる[15]。
また紀元前5年にも何らかの天体が中国や朝鮮半島の観測者によって目撃されている[12][16]。 その天体は70日間観測されている[12]が、彗星であったか超新星であったかは不明であり、これがベツレヘムの星であったと断定する根拠もない。
ベツレヘムの星の他の候補としては天王星が挙げられ、紀元前9年に土星と、紀元前6年に金星と会合しているが、実際には天王星は肉眼ではほとんど見えないので可能性はないと考えられる [17]。
2005年には、ベツレヘムの星は、アンドロメダ銀河の近くで爆発した超新星や極超新星とする仮説が示された。しかし銀河系外で発生した超新星残骸を分析して正確な爆発時期を割り出す事は困難である[18]。
ベツレヘムの星 - Wikipedia より抜粋
まぁ「なんでもアリっちゃ、なんでもアリ」なのが「神秘性」の面白いところです。
「理由は後付け」なモノが、この世界にはたくさんあります。
「人間って、ほんと面白いなぁ」と思う、今日この頃です。
最後に
とりとめもない話になってしまいました。
※ いつものことですが(笑)
今回の「グレートコンジャクション」というのは「前々から発生するのがわかっていた」現象になります。
「占星術が好きな人たち」が、このタイミングに合わせ(後々、理由付けとして利用するために)「様々な計画を実現しようとしてきた」としても不思議ではありません。
何百年か後の人々が「大きく変化した社会」となった理由を「あの時(2020年)にグレートコンジャクションが発生したから」と思うようにすること。
そういうこともあり得るのではないでしょうか?
「人間の心の仕組み的に」そういうことは可能だと思います。
何せ、人間の心の基本的な部分なんかは、何千年も前から大して変化していないのですから。
そして、そういう心理を操ることに長けた人々というのは、何千年も昔から「魔術師」として存在しています。
ちなみに。
キリストを象徴するのは「魚(うお座)」でした。
私は「新時代(水瓶座の時代)の救世主」は「みなさん(ひとりひとり)」だと思いますよ?
※ 「そんな時代が来るとして」ですけど。
現代の日本も「西洋的な考え方」に支配されすぎだと思うので、まぁそんなことに関係なく、いつの時代も「あなたがあなたの救世主」だとは思いますし、私もそうでありたいと願っていますけども。
また。
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