ようこそ、みなさん。
今日は「ドローン・ミュージック」について。
「悟りへと続く道」(だと私が思っているもの)に関する「数学的実存」というもののことを書かせてていただこうと思っていたのですが。
改めて深く考えていると、「自分はちゃんと理解できているかな?」だったり「それを中学生にでも理解できるぐらいにわかりやすく説明できるかな?」という点に自信がなくなってきました。(笑)
再勉強し直しているのですが、余計にこんがらがってきている状態です。(笑)
※ 知れば知るほど謎は増すばかり。
考えがまとまり次第、改めて書いてみたいと思います。
「ドローン」って?
みなさんは「ドローン」って言葉から何を連想されます?
大半の方は「無人航空機」を思い浮かべられると思います。
「無人航空機用の音楽のことを語ろうとしてんの?」と思われるかもしれませんが、ちょっと違います。
※ そういう目的に特化した音楽があっても面白いは面白いかも。
音楽ジャンルとしての「ドローン」は次のように説明されます。
音楽におけるドローン(英: drone)とは、楽曲の中で音高の変化無しに長く持続される音である。完全五度などの複音の場合もある。
類似するものに持続低音(オルゲルプンクト)があるが、これは機能和声や対位法のカデンツ操作の中に組み込まれており、長さもそれほど長くはない。
ドローンは民族音楽でよく使われ、バグパイプの低音などがその典型的な例である。現代音楽にもこれからヒントを得てよく使われ、ラ・モンテ・ヤングの音楽はドローンそのものであり、それだけで数時間かかるものもある。
インドの伝統音楽においては、完全五度のドローンは欠かせないものとなっている。タンプーラ(タンブーラ)はそのための専用の楽器である。
日本の伝統的な薩摩琵琶では、4本の弦のうちもっとも低音の弦を常に開放弦としてドローン的に使用する。
その他、ドローンを使用して演奏する楽器として、鍵盤楽器ではハルモニウム、擦弦楽器ではハーディー・ガーディー、ヨウヒッコ、撥弦楽器ではシタール、マウンテン・ダルシマー、ストラム・スティック、吹奏楽器ではフルス(ひょうたん笛)などがある。
簡単に言うと「倍音を含む持続音を主に構成される音楽」のことでしょうか?
※ 「ミヨ〜ン」て感じ。
www.youtube.com※ 01:35あたりから鳴っているのが「タンブーラ」
まぁ、ちょっと上品なインド料理屋さんに行ったら流れてそうな感じ。
※ 庶民的なお店だとボリウッド音楽全開なんで。
どうでもいいですけど、東京に住んでる利点の一つは「インド料理屋が多い」ことではなかろうかな?と思います。
ナンのお代わりし放題、カレー2種のセットでも800円とか。
※ ターメリックライスもついて1000円とか。
ああ、サグチキンカレーが食べたい。
インド料理屋さんなのに、出身地をよくよく聞いたらネパールな店員さんから「オカワリ?」と勧められたい。
食後の一杯にラッシーを飲みたい。
ナマステりたい。
私は吉祥寺の近くに長年住んでいましたので、ちょっとオシャレな気分を味わいたいときは「Sajilo Cafe」というお店によく通っていました。
※ 「カフェ」がついてるのにカレー屋。流れてたのは「ミニマル」とか「アンビエント」が多かった気がする。
まぁオシャレなカップルだらけですが、そんなのは知ったこっちゃありません。
「全員井の頭公園のボートに乗って別れちまえ!」とか、心の中で思ったりしません。
こういう音楽を流して心を落ち着けます。
Ustad Zia Mouhiuddin Dagar / Raga Yama
www.youtube.com※ いまだになんて発音したらいいかわかりませんが、超名盤。
音楽的なことを言えば、ほんと「ジャンル分け」ってのはいい加減です。
「ドローン=持続音を使った音楽(特徴)」「アンビエント=環境音楽(目的)」「ミニマル=音数を少なくした音楽(特徴)」というように、「特徴でまとめる」であったり「目的でまとめる」であったりで、「どのように括るか?」がバラバラです。
※ 「抽象度が違う」とも言えます。
な訳で、「ドローンでアンビエントなミニマルミュージック」が「ミニマル」とジャンル分けされていたり、「ミニマルなテクノでドローン」が「ドローン」とジャンル分けされていたり。
このあたりが「音楽のジャンル分けってよくわからん!」という問題の正体だったりします。
音楽を知れば知るほど「ジャンル分けとか、マジどぉ〜でもいいわ。」となってきます。
※ 「クラシック音楽」とかでも、音数が少なかったら「ミニマル」だし、音量低くして流してたら「アンビエント」になるし。
Chihei Hatakeyamasa / Alone By The Sea
www.youtube.com※ 「アンビエントなドローン」の一例。Hatakeyamaさん、ほんと好き。
Chihei Hatakayam / Starlight And Black Echo
www.youtube.com※ Hatakeyamaさんをもう一丁。
Tim Hecker / Harted Of Music I
youtu.be※ 現代の「アンビエント/ドローン」界隈の最重要アーティストって言われてたりする人。
詳しくジャンルごとに解説したり、名盤とされるアルバム紹介してたらキリがないので、次のお話に。
精神的な世界との結びつき
お聴きいただいた方にはお分かりでしょうが、なんとなく「ヨガとか瞑想とかに使われてそう。」な感じがしませんか?
実際、こういう系統の音楽と精神的なものは非常に相性がいいです。
私みたいな人間は、特に何も考えずに聴いてる(流してる)だけですが。
音楽というのは結局のところ「波」になりますので、流すだけでも「空間の感じが変わる」のだと思います。
それを大袈裟に「波動を整える!」とか言い出すと、何か途端に胡散臭くなるので、私はそういう言い方は好みません。
「なんかわからんけど、とりあえず心地いい。」ぐらいの感じでいいと思います。
何でもかんでも大袈裟な言い方するんで、余計なものがくっつくのだと思います。
「普通に日常生活にそれ(その人が特別視してるモノ)が、そもそも足りてない証拠なんじゃない?」とも思えます。
話は変わりますが。
以前、私は数年間大阪に住んでいました。
京都は修学旅行に行った時に虜になり、大阪からはとても近いこともあり、頻繁に足を運んでいました。
東京に移り住んでからも、夜行バスに乗れば翌朝の7:00ぐらいには京都駅に到着するので、到着したら速攻で2日間有効の「市バスと地下鉄乗り放題パス」を購入して京都を満喫していました。
もはや「観光気分」というよりも「親戚の家に遊びに行く」ぐらいの気持ちです。
そんな京都には、ドローン系の音楽などに特化した「やたらマニアックな」レコード屋さんがあります。
その名も「Meditations」
こういうお店が路面店として長年に渡り運営できているのも、実に「京都っぽい」と思います。
私が「神智学協会」に関係する書物などの実物を始めて見たのもこちらのお店でした。
※ 高いから買わなかったけど。
「神智学協会」というのは、現代的な「スピリチュアル」の「すべての根っこ」であると言っても過言ではないと思います。
ほんと「ごく一部の人々」が始めたことが、後の世に「大きな影響力」を与えていることはたくさんありますが、多くの人は「大元がなんだったのか?」ということを知らないままに影響だけ受けています。
「神智学協会とその文化的な影響範囲」については、いずれ詳しく。
それにしても、わざわざ京都まで行ってるのに現地の人もほとんど知らないであろうお店に毎回通うとか。
絶対に一人じゃないとできないことばかりしています。
とりあえず、京都に凄く行きたくなってきました。
どーせまた良いカフェとかが出来てるはずです。
でもインスタ映え時代なんで、無駄に混んでそうなのが嫌です。
William Basinski / The Disintegration Loops
www.youtube.com※ 「9.11事件」に捧げられた作品。
「胎児の頃に聴いていた音」
また話は大きく飛びますが。
私は小さい頃に水泳教室に通っていました。
小5ぐらいでバタフライが泳げるようになった頃、飛び級でバンバン上のクラスに進んでいたこともあり、「YOU、選手コースに入っちゃいなよ。」と勧誘されました。
当時の私はサッカー少年でもありましたので、小学校のサッカー部での活動と両天秤にかけた結果、水泳は辞めることにしました。
でも、基本的に海とか大好きです。
あの「水の中で聴くモゴモゴした音」ってのは、凄く私を落ち着けてくれます。
「なんでだろなぁ?」と小さい頃に考えてたんですけど、ふと思ったんです。
「あ、こりゃ胎児の頃、羊水に浮かんでる時に聴いてた音だわ!」って。
「胎児の頃こそ完璧に幸せな状態」とする考え方が、この世界には多くあります。
実際にそうなのかもしれないと思います。
まだ、母親と繋がった状態。
「分離」を経験していない状態。
ティモシー・リアリー博士のお話の途中で軽く触れたかもしれませんが、その頃に開発された「アイソレーションタンク」というものがあります。
アイソレーション・タンク(Isolation tank)は、感覚を遮断するための装置であり、光や音が遮られた空間で、皮膚の温度に保たれた高濃度のエプソムソルトの塩水に浮かぶことで、皮膚感覚や重力の感覚を大きく制限することができる[2]。リラックスを目的として、また心理療法や代替医療として使われている[1]。1990年代以降はヨーロッパを中心にフローティング・タンク(floating tank)と呼ばれることが多い。遮断タンク、瞑想タンク、サマディ・タンクとも呼ばれる。
アメリカ国立精神衛生研究所(NIMH)にて研究していたジョン・C・リリー(John C.Lilly)が、1954年に感覚遮断の研究のためにタンクを考案した[3]。1950年代には感覚遮断の研究から注目され、体験は次第に神秘体験と比較されるようになった[4]。1980年代には、リリー博士をモデルとした映画『アルタード・ステーツ』を機に一般にも流行した[5]。また、スポーツ選手のイメージトレーニングや単に学習のためにも用いられている[2]。近年再び注目が集まり、タンクを所有する施設が増加している[1]。研究はタンクの体験によって、ストレスや不安を軽減し、線維筋痛症の痛みや睡眠を改善することを示しているが、その研究規模が小さいとも指摘されている[1]。
説明に出てくる「ジョン・C・リリー博士」に関しても、いずれ書きたいと思いますが、このように「水の中に入る」という行為は、私たちに何かしらの良い影響を与えてくれるように思います。
そして「水の中に入る」ことをせずとも「ドローン・ミュージック」というのは、私たちに同じような効果を与えるように感じます。
※ あくまで「似たような」ね。
そんなわけで、たまにはこんな変わった音楽を聴いてみるのはどうですか?
というお話でした。
Ash Ra / New Age Of Earth
www.youtube.com※ ジャンル的には「ドローン」じゃないけど。「ニューエージ」とか。
Manuel Gottsching / E2-E4
www.youtube.com※ 「Ash Ra」のギタリストによる「元祖テクノ」とされる名曲。
また。
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