みなさん、ようこそ。
本日は少し長くなりますが、ある人物について掘り下げて見たいと思います。
その人物の名は「ティモシー・リアリー」
サイケデリック(精神)とサイバーパンク(機械)を繋ごうとした者。
彼の人生を知ることで、これから我々の社会に起ころうとしていることの一部が、より鮮明に見えてくると思われます。
https://drogriporter.hu/wp-content/uploads/2017/08/leary-750x420.jpg
私とティモシー・リアリー
少し個人的な思い出からお話しさせていただこうと思います。
私がいかにしてこの人物と出会ったのか?
キッカケはもちろんビートルズ
小学生低学年から熱狂的なビートルズファンだった私は、ビートルズ関連のことをなんでも知りたい病だったのですが、ある日のこと。
ビートルズの楽曲に関するトリビア的なものがまとめてある本を読んでいたわけです。
その本の中で「”Tommorow Never Knows”はティモシー・リアリー博士の”チベット死者の書サイケデリック・バージョン(原題:The Psychedelic Experience: A Manual Based on The Tibetan Book of the Dead)”に影響されて書かれた楽曲である。」ということを知りました。
「ダライ・ラマが山頂から説法してる感じにしてくれ!」というジョンのぶっ飛んだ指示があったことも知りまして、私は「やっぱジョンは狂ってんなぁ(褒め言葉)」と思ったわけです。
※当初のイメージは「数千人のラマ僧によるお経の大合唱」だったそうです。どっちみち狂ってますね。(褒め言葉)
私なりに歌詞を和訳して見ると
Tommorow Never Knows / The Beatles
Turn off your mind relax and float down-stream
精神を切ってリラックスして
川に浮かんでみなよ
It is not dying, it is not dying
それは死ぬことじゃないよ
それは死ぬことじゃないんだよ
Lay down all thought, surrender to the void
あらゆる考えを捨てて
虚空に降伏してみるのさ
It is shining, it is shining
それは輝いているよ
それは輝いているよ
That you may see the meaning of within
内なる意味が見えてくるかもしれない
It is being, it is being
それは実在だ
それは"在る"ことなのさ
That love is all and love is everyone
その愛が全て
そして愛は全ての人々
It is knowing, it is knowing
それは知ることさ
それは知ることなのさ
That ignorance and hate may mourn the dead
無知と嫌悪が死者を慎むかもしれないけど
It is believing, it is believing
信じることさ
信じることなんだ
But listen to the color of your dreams
でもきみの夢に耳を傾けてごらんよ
It is not living, it is not living
それは生きてないから
それは生きてるわけではないから
Or play the game "existence" to the end
じゃなければ”存在のゲーム”を
最期までプレイするんだ
Of the beginning, of the beginning
始まりの
始まりの
Of the beginning. Of the beginning
始まりの
始まりの
Words & Music: John Lennon
Lead Vocalist: John Lennon
う〜ん...
小学生の頃からこんなのに影響されて育つとか...
我ながら、自分も相当だなと思いますね(笑)
図書館にて
さてそんなわけで、子供の頃に「ティモシー・リアリーってヤバイおっさんがいるらしい。」という情報がインプットされたまま私も成長しまして。
諸事情によりほとんど高校には顔を出さず、近所の図書館に入り浸る日々が来まして。
もう、それは暇で暇でしょうがないという日々なので、とにかくあらゆるジャンルの本を片っ端から読み漁るような、なんとも鬱屈とした青春時代を過ごしていたわけです。
ウチの近所の図書館も、蔵書のセレクトがちょっとズレてる図書館だと思われますが、ある日そんな図書館で「ティモシー・リアリーの著書」が目についたのです。
「あ!ヤベェおっさんの本じゃん!!!」
その本がコチラ
ティモシー・リアリー / チベット死者の書(サイケデリックヴァージョン)
ティモシー・リアリー / 大気圏外進化論
ついでに関連して読んだのはコチラ
オルダス・ハクスリー / 知覚の扉
※「オルダス・ハクスリー」も超重要人物なので、また書きます
ビートルズは解散していないし、ウッドストックも遠い昔の夢物語。
当時を体験してみたかった私は貪るように読み耽ったわけです。
感想は「とにかくドラッグってなんかヤバそう。」でした(笑)
そんなこんなで
幼少期から多大な影響をビートルズから受け、憧れの気持ちを持ち続けながら「ヒッピーカルチャー」をクソ田舎で空想の中で追体験しながら成長したわけです。
かなり「一般的な育ちかた」をしていないことは明白な訳で、ファンキーな思考回路が形成されたことを、今では誇りに思うわけです。
日本では、なかなか表立って「ドラッグやってる人」とか見かけませんし(それでいいのですが)、「実際どうなの?」みたいな話も決して一般人の生活には関係ありませんよね?
ただ、海外(主にアメリカ)経由で入ってくる文化にすっかり影響されて育った戦後の日本人は、間接的に「こういうことが影響しまくっている」文化を浴びているわけです。
※その辺りのことは、また日本のポップカルチャーと絡めてまとめようと思います。
イントロダクションとしての個人的な思い出はここまでにして、次回はより「ティモシー・リアリーの生涯と文化的影響」について掘り下げたいと思います。
また次回。
Twitterはじめました。
よろしければフォローお願いします。