ようこそ、みなさん。
熊本では球磨川が氾濫し、大変な被害が発生しており、予断を許さない状態が続いています。
日本でもここ数年、「かつて経験したことのないような異常気象」が発生しており、昨年は北部九州でも洪水被害が発してしたことは記憶に新しいです。
また、中国の世界最大のダムである「三峡ダム」は決壊の危機があるため放流が継続的に行われており、下流域の住民に多大な被害が発生しています。
「いつからこんなに地球の気候は様変わりしてしまったのか?」と感じられることだと思います。
ジェット気流が変化してしまったのか?
みなさんは「ジェット気流」をご存知でしょうか?
ジェット気流(ジェットきりゅう、英語: jet stream)とは、対流圏上層に位置する強い偏西風の流れ。
気流の流れを軸とすると、軸の中心に近いほど風速が速く、どこでも平均的な普通の風とは異なるのが特徴。成層圏などにも存在するが、単に「ジェット気流」という場合は対流圏偏西風のものを指す。
極を中心に特に上空8 - 13km付近で風速が最大となる。主要なものとして北緯40度付近の寒帯ジェット気流と北緯30度付近の亜熱帯ジェット気流がある。長さ数千km、厚さ数km、幅100km程度で、特に冬季には寒帯前線ジェット気流と亜熱帯ジェット気流が合流する日本付近とアメリカ大陸東部では風速は30m/sぐらいで中には100m/s近くに達することもあるが、夏期はその半分程度の風速に弱まる。
大気の層である「対流圏上層」から、時には「成層圏」まで達する上空を「西から東へ」と吹いている風になります。
私が「ジェット気流が変わって行くのかもしれない。」と考えるようになったのは、もう何年も前のことでした。
探せる範囲で、そのように思うようになったキッカケのニュースを探して見ました。
2013年の記事です。
【6月7日 AFP】
記録的な大雪に打ちのめされてから3か月もたたないうちに、欧州中部は今度は洪水にのみこまれてしまった。原因として、気候システムに対する人間の干渉を指摘する声も科学界からは上がっている。
先鋒に立つのは独ベルリン(Berlin)郊外にある「気候変動ポツダム研究所(Potsdam Institute for Climate Impact Research、PIK)」で、地球上空のジェット気流が乱れたことによって、豪雨をもたらした低気圧が移動せず1か所に停滞してしまったと指摘している。
PIKのシュテファン・ラムストルフ(Stefan Rahmstorf)教授はAFPの取材に、現在ロシアで起きている干ばつも、この気流の乱れに関連しているとの見方を明かした。
こちらは2014年の記事です。
【2月17日 AFP】
北極地方の気温上昇は、高高度の寒帯ジェット気流のパターンに恒久的に影響を及ぼしており、その結果、北米と北欧に平年より長くて寒い冬が訪れているとの米国の科学者らによる研究報告が15日、米国科学振興協会(American Association for the Advancement of Science、AAAS)の年次会合で発表された。
探せばもっと「地球の大気の流れが変化してきている(変化してしまった)」というニュースが、2013年以降に報道されていると思います。
「このような変化が何故発生してしまったのか?」については「地球温暖化」に関連づけて報道などされることが多いのですが、私は先日ご紹介した「太陽活動の変化も絡めて考えていかないとダメだ。」と考えています。
過去記事はコチラ
安易に「地球温暖化が諸悪の根源だ!」とすることで、何かと問題が発生すると思うのです。
※ 詐欺的な側面も多くある「温暖化問題」についても、またそのうち。
2016年の海外サイトの記事に気になるものがあるので、翻訳してみます。
成層圏の風のパターンを中断する謎の異変
科学者たちは、赤道成層圏で東風と西風が交互に吹く典型的なパターンからの逸脱を初めて観測した。
私たちが地球で経験する天候は、通常、大気の最下層である対流圏で発生します。しかし、対流圏の真上にある成層圏は、地球を包み込むようにして、独自の風を発生させている。新しい研究では、ニューマンらは、準隔年振動として知られている他の方法で信頼性の高い成層圏の風のパターンの異常な中断を報告しています。
準隔年振動の各周期は、赤道を中心とした帯状の成層圏を流れる強い西風から始まります。約1年の間に、これらの風は次第に弱まり、東風に取って代わられて成層圏下部に高度を下げていきます。これらの東風は、偏西風が戻ってくると、ゆっくりと沈んで弱くなります。このサイクルは28ヶ月に一度の頻度で繰り返される。
1953年以来、科学者たちは気球によって上空に運ばれるラジオゾンデと呼ばれる観測装置を使って赤道風を観測してきました。準2年周期の振動は1960年代初頭に発見されました。それぞれの周期のタイミングは数ヶ月単位で変動することがありますが、全体としては現在まで途切れることなく続いています。
世界中の赤道上のいくつかの場所からのラジオゾンデのデータを使用して、科学者たちは、準2年に1度の振動が2015年後半に通常のパターンから逸脱し始めたことを発見しました。その時点では、偏西風は高度を下降しており、偏東風に取って代わられて沈み込み、弱くなり続けるはずだった。
その代わりに、偏西風は上方にシフトし、通常の優勢を始める前に高高度の東風の下降を断ち切ったように見えた。成層圏の低高度では、上昇した偏西風の下に追加の偏東風が発生した。しかし、6月までには、偏西風は通常の下降を再開したように見えた。
研究者たちは、この異常現象の原因とその影響を明らかにするために、風と気温のデータの分析を続ける予定である。彼らの調査には、2015-2016年のエルニーニョや気候変動との関連性の可能性の調査も含まれる。
「ラジオゾンデ」という耳慣れない言葉が出てきますが、これは
ラジオゾンデ (仏: radiosonde、英: radiosonde) とは、気球に取り付けて飛ばし、高層大気の気温・湿度・気圧などを測定し、測定値を無線で地上に送信する装置[1]。
「気球に取り付けられた観測装置」のことです。
※ 「気球」?
以下の画像は、NASAが提供している「リアルタイムで地球の大気の様子などを確認できるサイト」から取得した画像です。
※ かなり面白いです。
サイトはコチラ
※ 赤い部分が「ジェット気流」の流れ
わかりやすくするために、今回の大雨による洪水被害が発生している「三峡ダム」と「熊本県」の位置を地図に書き込んでみましたが、どちらも「ジェット気流よりやや南」に存在していることがわかるかと思います。
※ 位置は「おおよそ」です。
「相関関係」にあるだけなのか?「因果関係」があるのか?
「気候は永遠に変わってしまったのか?」それとも「元に戻るのか?」
今までの私たちが「たまたま地球が安定的な状態にある、ごく短い期間に生まれ育ってきただけなのか?」など。
そこまではハッキリとはしませんが、今後も注視していきたいと思います。
仙台上空の謎の飛行物体
「気球」が出てきたので、先日「仙台上空に現れ消えた『謎の飛行物体』」のお話を。
先日から「Twitterからの情報」を貼り付けるようになったのですが、実はプライベートではもう何年もTwitterを利用していませんでした。
「○○発見器」としては実に優秀なTwitterですが、私は出てすぐに利用し始めてみたものの「どぉ〜にも使用感が馴染まない!」であったり「情報が多すぎるし検索しにくい!」などの理由で距離を取っていました。
「ブラウザからだったら意外と使いやすいかも!」と、最近認識を改めました。(笑)
※ それでも使いにくいし、ゴミみたいなジャンク情報の方が圧倒的に多いけど。
さて、そんな話は置いておいて。
見つけた興味深いツイートはコチラです。
https://twitter.com/VirusDoctor3/status/1273424256391471104?s=20
2020年6月17日宮城県上空の白い気球の正体
— VirusDoctor (@VirusDoctor3) 2020年6月18日
★気球の直径推定60m
★太陽光パネル推定5×3mが22枚
推定発電量22000ワット
★推進力姿勢制御プロペラ計6枚
約10mの巨体プロペラ中央に4枚
前後に高度制御用各1枚
★推定重量3t
製造🇰🇵北朝鮮か#白い気球 #白い球体 #白い物体 #仙台上空 #japan #balloon #UFO pic.twitter.com/HIKzuB40s8
前方に12枚の太陽光パネル
— VirusDoctor (@VirusDoctor3) 2020年6月18日
後方に10枚
前後重量バランスを取っている
後部に垂直尾翼が確認できる
推定高度は約20km
成層圏では、ほぼ無風状態の高度を維持
目的は気象観測ではなく、おそらく大陸間弾道核ミサイル観測用#白い球体#白い物体#宮城上空#仙台市上空 #balloon#japan#UFO#hawaii pic.twitter.com/BRLpvIG623
通常、飛行機が飛ぶ高度よりも高い「成層圏」に浮かんでいたとのことでしたので、この推測で「ほぼ間違いないのかな?」とは思います。
「仙台UFO騒ぎ」に関して言えば、「フェイクの拡大画像(鮮明なの)」が拡散されてみたり、その画像を「金与正(話題の)のフリしたと思われるアカウント」が貼ってみたり、まぁ色々と起こっていたようです。(笑)
※ その辺りは本筋に関係ないので省きます。
それにしても「推定60m」という大きさが気になる...
YouTubeで「ラジオゾンデ」で検索すると、日本国内の観測所から飛ばされる「実際の観測用気球」の発射?シーンが何個か見れます。
それらの動画の気球よりも、明らかに大きい...
ここで、また何年か前に読んだ記事を思い出しました。
宇宙の手前で漂流し続ける
米軍の次世代「成層圏気球」米軍の研究開発機関であるDARPAが成層圏気球(高高度気球)を開発中だ。新センサーを使って宇宙空間手前の定点で無期限に漂えるこの気球は、本来の軍事目的以外にも応用できそうだ。
www.technologyreview.jp より ※有料記事のため一部のみ閲覧可能
気球によって世界にあまねくインターネットを届けるという壮大なグーグルの取り組みが4月3日(米国時間)、また一歩実現に近づいた。同社の気球が、地球をわずか22日で周回することに成功したのだ。
グーグルの「Project Loon」では、地球の辺地にまでインターネットをもたらす気球を届かせることを目指している。
成層圏に情報スーパーハイウェイを構築しようとするこの野心的な計画をグーグルが披露したのは、2013年6月(日本語版記事)のことだ。グーグルはこのとき、太陽エネルギーを使って、上空20kmを吹く強風の中を、(部分的な)遠隔操作で進むことができる気球をつくると主張した。
wired.jp より
「あ〜、DAPRAもGoogleもAmazonも、そういえば気球の研究してたなぁ〜?」です。
「DARPA(ダーパ)」とは、簡単に言うと「アメリカの、色々とキナ臭いこと研究してる機関」の一つです。
アメリカ国防高等研究計画局(アメリカこくぼうこうとうけんきゅうけいかくきょく、Defense Advanced Research Projects Agency)は、軍隊使用のための新技術開発および研究を行うアメリカ国防総省の機関である。日本語では防衛高等研究計画局、国防高等研究事業局、国防高等研究計画庁などとも表記される。略称はダーパ(DARPA)。ARPAの時期にインターネットの原型であるARPANET・全地球測位システムのGPSを開発したことで知られている。
はてさて。
北朝鮮からの飛来物だったのか?そうじゃないのか?
ジェット気流のことを考えたら、西から運ばれてきてそうだけど...
国民の危機感を煽るために、わざと撃墜も何もしなかったのか?
アメリカが大型のを開発してるしなぁ...
アメリカ軍が関係してたら、そりゃシカトするだろうし。
謎だなぁ。
※ 実際、どっちでもいいけど。
ちょっと「空のこと」を調べただけで、これだけの情報が出てきます。
あまりに普通に存在していて、一見なんの変化もないように感じるかもしれません。
たまには空を見上げてますか?
目に見えないだけで、何か変化してるのかもしれませんよ?
Kanye West / Touch The Sky
ちなみにサンプリングソースはおなじみ
Kurtis Mayfield / Move On Up
また。
追記.
Twitterはじめました。
よろしければフォローお願いします。
https://twitter.com/VirusDoctor3/status/1273424256391471104?s=20