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「映画:ルーシー」と「人類最初の女性」と「ビートルズ」と「ドラッグ」と「呪い」と

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「映画:ルーシー」


先日、「ルーシー」という映画をDVDでやっと観ました。

LUCY/ルーシー (字幕版)

ja.wikipedia.org


ネタバレになりますので、あまり詳しい内容はここでは書きません。

凄く簡単に説明すると「100%脳を使いこなせるようになった女性が、最終的には全知全能の存在となり、この世界に遍在するようになる。」というものです。

主人公「ルーシー」役は、今やMCUで「ブラックウィドウ」としてすっかりおなじみのスカーレット・ヨハンソンさん。

そして、そのルーシーが頼りにする「ノーマン教授」役は、名優モーガン・フリーマン

監督は我らがリュック・ベッソン

レビューなどでは「わけわからん。」とかの感想も見かけましたが、個人的には非常に楽しめる内容でした。(エンターテイメントとしては「?」でしょうけども笑)

映画の中では「CPH4」という物質がトリガーとなり、ルーシーは段階的に「覚醒」して行くことになります。(映画の中では「妊婦が妊娠6カ月目から体内にて生成する物質を人工的に精製したドラッグ」として描かれますが、実際は胎児の骨の成長に関係のある物質とのことです。)

 

「人類最初の女性」

 

「人類」は「どこから人類とされるのか?」と不思議に思われたことのある方も多いと思います。

現在ではエチオピアで1974年に発掘された、318万年前のアウストラロピテクスの人骨化石が「人類最初の女性」であるとされています。

ja.wikipedia.org

 

※最古の「人類の祖先」はルーシーではなくアルディ(ラミダス猿人)とする説もあるようですね。

wired.jp


映画では「人類最初の女性」と「覚醒した新人類最初の女性」という存在をリンクさせるために、主人公を「ルーシー」と名付けたのは明らかです。
(ネタバレになるので書きませんが、映画を観れば一発です。)

じゃあ、そもそも「人類最初の女性」はなんで「ルーシー」と名付けられたのか

 

ビートルズの「Lucy in the Sky with Diamonds」

 

「人類最初の女性」の名前が「ルーシー」と名付けられたのは、ビートルズの曲である「Lucy in the Sky with Diamonds」からとされます。

モーリス・タイーブ (タイエブ、Maurice Taieb) を中心とする国際アファール調査隊 (the International Afar Research Expedition ; IARE) が発見しビートルズの曲「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ」に因み「ルーシー」と命名

ルーシー (アウストラロピテクス) - Wikipedia

 

www.youtube.com

 

古くからのビートルズファンはもちろんご存知でしょうけれど、「Lucy in the Sky with Diamonds」の頭文字だけにすると、幻覚剤の一種である「LSD」になるというのは有名なお話ですね。

※「ビートルズ」と、最近”都市伝説”界隈で話題の「ダヴィストック研究所」や「MKウルトラ計画」の関係だったり、「ヒッピームーブメント」や「サイケデリックカルチャー」や「ティモシー・リアリー博士」のお話は長くなるので、また別の機会にしようと思います。

人類最初の女性」に「LSD」というドラッグが関係している名前がつけられ、それが「覚醒した新人類最初の女性」に引き継がれる。

う〜ん。なんだかとっても「何かしら」を感じてしまうのは私だけでしょうか?

 

※「サイケデリックってどんな感じ?」と思われた方は、最近Netflixで話題らしいコチラのアニメ予告編を参考にされてみてください。凄く面白いらしいので、観たらコチラについても書きたいと思います。

www.youtube.com

 

「名付けるということは呪うこと」

 

日本には古来、陰陽道という「当時最先端の学問」がありました。

その中の概念に「呪(しゅ)をかける」というものがあります。

※こちらも書き出すと長くなるので、詳しくはまたの機会にしたいと思います。

簡単に説明すると「名前をつけることによって、そのモノの性質を確定する」ということですね。

宮崎駿監督のアニメ「千と千尋の神隠し」では主人公が「名前の一部を剥奪されること」によって「性質が変化」してしまいました。

それと同じことですね。

こんなことを考えたことはありませんか?

「もしも、私が違う名前を名付けられて育ってきていたのなら、私は今の私と同じ私になっただろうか?」と。

 

もちろん、実際に「そういう世界線での人生」と「あなたが経験してきた今の人生」を比べることができないので本当のところはわかりません。

 

でも「う〜ん...多分、違うっぽい...かも?」と思いませんか?



人類最初の女性とされる存在」に「LSDという幻覚剤」に纏わる名前がつけられ、それは「私たちの世界にある意味で呪をかけた」とは言えないでしょうか?

私たちが「常識」として受け入れていることの裏側には、このようにして「誰かの仕掛けた呪いのようなもの」が機能しているのかもしれませんね?


ここまで読んでくださって、ありがとうございます。

次回も「映画:ルーシー」について書いてみたいと思います。


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