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「資本主義をハックする」という私の実験

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「資本主義をハックする」という私の実験

 私は今まで、自分の仕事で「どのように生計を立てているか?」について書いたことがないことに気がつきました。それは奇妙なことですが、私のこの「奇妙な小さな活動」の最も興味深い側面でもあります。誰かのお役に立てるかもしれないので、情報を公開させてもらうことにします。

 筋金入りの資本主義愛好家の耳元で資本主義を批判する他の人々と同様、私も「それでもあなたは資本主義に参加しているのかい?ハハハ」というようなセリフをよく言われます。彼らは、私が記事の下にPatreonPaypalへのリンクを貼っているので、「あなたは資本主義を批判する偽善者だ!」と主張するのですが、それはいくつかの理由から愚かなことです。

 私たちは「資本主義社会に生きている」ので、「資本主義に参加することが必要」であり、刑務所のシステムに文句を言う囚人に対して、「刑務所に住んでいるから偽善者だ」と言うようなもので、愚かなことだと思います。また、現状を批判できるのは「電気のない森の中の丸太小屋でリスの肉を食べながら、地面の穴に向かって不満を叫ぶような生活をしている人たちだけだ」ということを暗示しているので、これも愚かなことだと思えます。

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 そして、「私の場合は」ですが、それは他の多くの(資本主義社会に文句を言うだけの)人に比べてみても当てはまらないので、それもまた愚かなことです。

 私は人の善意で生計を立てています。私は普通の人と同じように一生懸命働きますが、労働に対してお金を請求することはありません。私は無料で働き、私の労働の成果を享受する人には何も要求しません。私の作品はすべて、何の条件もなく自由に見ることができ、自由に再出版することができ、自由に使用することができ、自由に変更することができます。私の本でさえ、すべてオンラインで自由に見ることができるもので構成されています。取引も交換もなく、あなたはすでに製品を持っているのです。私はすべての記事の下にデジタルチップジャーを置いていて、人々が望むならそこに小銭を投げ入れることができます。

 私はこのコメンタリーの仕事を始めた初期の段階で、「自分の中の最も健全な部分から書ける最も健全なことについて書きたい、そしてもしお金をもらうなら、最も健全な種類の人々の最も健全な衝動によってもらいたい」と決めていました。私の場合、それはつまり、「私たちの社会がどのように不健康なのか、そしてどのようにして健康に向かっていくことができるのかについて、あらゆる角度から書くということであり、同じことを気にかけている人々の善意に全面的に依存してそうするということ」なのです。

 「私が子供たちに残そうとしている世界の主要な問題」は、結局のところ、「お金が最悪の人々を引き立てる傾向があるという事実」に集約されます。つまり、出世のためには誰でも踏みつけることをいとわない人々、それがたとえ他の人々を貧しくしたり、戦争を始めたり、私たち全員が生存のために依存している生態系を破壊したりすることを意味します。私の目標は、「この傾向を "ハック "して、お金が健康に報いるようにすることで、病気とは正反対の状態を体現し、より良い方法が可能であることを証明すること」でした。

 お金は「」であり、お金は「社会病質に報いるもの」であるから、我々は貪欲な社会病質者に支配されてしまう。この問題をさらに悪化させているのは、「富はそれを持つ人の共感性を失わせることが示されているという事実」である。お金が「一種の代替的な善意の通貨として機能すること」を考えれば、それも納得できる。お金がなければ、隣人の善意に頼って生活することになります。彼らが何を必要としているのか、どうすれば彼らを助けることができるのか、彼らがあなたに対してどのように感じているのかを常に気にかけていなければ、車が故障したときなどに修理を手伝ってもらえるようにはなりません。裕福であれば、「善意について考える必要はない」ので、他人のニーズや気持ちへの同調は萎縮してしまいます。

 対照的に、お金に支配されていない社会では、「善意が一般的な通貨」であり、社会病質者は死んでしまう傾向にあります。以下はScientific Americanより。

  1976年、当時ハーバード大学に在籍していた人類学者のジェーン・M・マーフィーは、ベーリング海峡近くのユピック語を話すイヌイットの孤立したグループが、「クンランゲタ(kunlangeta)」という言葉を使っていたことを発見しました。「クンランゲタ」とは「何度も嘘をつき、騙し、物を盗み、......多くの女性を性的に利用する男。叱られても気にせず、いつも長老のところに連れて行かれて罰を受けている人」という意味です。マーフィーがあるイヌイットに、「クンラングタに対してグループは通常何をするのか?」と尋ねたところ、「誰も見ていないときに、誰かが彼を氷から突き落としただろう」と答えたそうです。

 このような部族文化では、自分の価値はお金の多寡ではなく、周囲の人々の生活の質をどれだけ向上させたかで測られます。集団の生活を快適にすれば、彼らからたくさんの善意を受け取ることができますし、彼らの生活を不愉快にすれば、善意が尽きて氷から突き落とされてしまいます。しかし、私たちの社会では、クンランゲタが善意を無視し、利益のためには何でもするという姿勢であれば、彼をCEOとすることができます。

 私の目標は、「クンランゲタの通貨」ではなく、「善意(good will)の通貨」で生活することです。願わくば、「我々がクンランゲタの生活から抜け出す手助けをしたい」と思っています。

 私の経験では、最も健全な関係はすべて、「自由に与えたいという相互の願望から生まれるもの」であり、最も不健全なのは「あなたがあれをくれたらこれをあげる」という取引上の関係だからです。私は一日にたくさんのお金をもらっても、まったくもらわなくても、同じだけの努力をして仕事をしますし、パトロンも2ドルもらっても200ドルもらっても同じです。そうすれば、「世界を破滅に追いやっている外発的動機の資本主義モデルではなく、何か役に立つことをしたり、自分が大切にしているものを前進させたりするという内発的な報酬によって、私たちは皆、完全に内発的な動機で動くことができる」のです。

 それは、「利益を追求するためにお互いや生態系を踏みにじるのではなく、すべての生き物の共通の利益のために、内発的な動機からお互いや生態系と協力し合う世界」です。「私の生き方は、そのような世界が可能であることを示す、私自身の最高の証し」なのです。

 そして、それが可能であることを確認することが第一歩です。マーク・フィッシャーはこう書いている。

『Children of Men』を見ていると、フレドリック・ジェイムソンスラヴォイ・ジジェクが言った「世界の終わりを想像するのは、資本主義の終わりを想像するよりも簡単だ」という言葉を思い出さずにはいられない。このスローガンは、私が「資本主義のリアリズム」と呼んでいるものを正確に捉えています。つまり、資本主義が唯一の実行可能な政治経済システムであるだけでなく、それに代わる首尾一貫した選択肢を想像することさえも不可能であるという感覚が広まっているのです。

 私は、それに代わる首尾一貫した選択肢を皆で想像する手助けをしようとしています。私が歩んできた道が、他の人々や、ましてや人類全体にとってどの程度まで可能なのか、正確にはわかりません。しかし、私自身がこの道を歩むことで、自分の子供たちにもっと健康な世界を残すことができるのではないかという、大きな希望が生まれました。

 

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原文記事はコチラから

caitlinjohnstone.com

 

(訳者あとがき)

 

 最近の「デマ情報の氾濫ぶり」を見ていても、最終的にそこにあるのは「お金になるから」という理由だったりもします。「個人レベルでできる対応方法(の最善)」として、毎日のように発生するデマ(偽情報・誤情報)に対して「個別にファクトチェックを行う」ことが良いのか?それとも「ファクトチェックを行う同志を集める努力を行い、何かしらの組織を立ち上げ、それを運営する」のが良いのか?それとも「そもそものマインドセットの根底にあるものに働きかけるような記事などを発表し続ける」のが良いのか?何が「私の持てるものを人類に対して有効に捧げることになるのか?」という問いの答えは見えていません。 

 しかし、いずれにせよ「この世界の大部分を現状動かしている根本ルールである資本主義は何かがおかしく、その限界を迎えつつあるのではないだろう?」と子供の頃から思い続けてきましたし、このタイミングで「そのルールを是正することができるかもしれない」とするのなら、私は「そのための一助となりたい」とは思っています。

 そして、私も「彼女のような取り組みを始めてみようかな?」と考え始めていますので、今後は「こういう話題」に関する取り組みも増やしていきたいと考えています。

 「こういう考え方がバズって、それがブームとなり、その『先鞭をつけた人』として私が認識されるような世界」になりませんかね?(笑)

 

ここまでお読みいただき、誠にありがとうございました。

 

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