ようこそ、みなさん。
本日は、再度「QAnon現象」について。
はじめに
先日、私は「QAnon現象を仕掛けたのはロジャー・ストーンという人物ではないだろうか？」という趣旨の記事を書かせていただきました。
kazzhirock.hatenablog.jp簡単に振り返らせていただくと
ロジャーストーンという、ニクソン政権の時代からアメリカの政治界の裏で「政治屋」としての影響力を持つ、ドナルド・トランプ氏とも古くからの友人関係にある人物が、アレックス・ジョーンズ（影響力のある陰謀論者）という人物と手を組み、「トランプ大統領を救世主的に演出するため」に仕組んだ「現象」こそが「QAnon現象」と呼ばれるものではないのだろうか？
ということです。
つい先日の記事にてご紹介した「ジョージア・ガイドストーン」のことを掘り下げていた海外サイトに、「QAnon現象」についての記事があり、よくまとまっていると思いましたのでご紹介させていただこうと思います。
「まぁ、そんなこったろな」と私が思っていた内容です。
それでは早速。
QAnon現象の客観的分析
An Objective Analysis of the QAnon Phenomenon
政府高官のインサイダーだと名乗る「Q」は、8ちゃんねるに隠語的なメッセージを投稿し、「ディープステート」の範囲を明らかにしながら、今にも取り押さえられそうだと主張している。ここでは、この肝がつぶれるよう（mind-boggling）な現象を見てみよう。
ある人にとっては、"Q "はヒーローであり、愛国者であり、救世主のようなものかもしれません。他の人にとっては、「Q」は精巧なLARP（実写のロールプレイングゲーム：a live-action role-playing game）や政府主導の「心理作戦（PSYOP）」のどちらかを行っている「流し釣り（troll）」です。その中心にあるのは、匿名の8ちゃんねるユーザーが定期的に投稿している、「Qクリアランス」と呼ばれる「すべての部署で最高レベルのセキュリティ」を持っていると主張する、何百もの暗号的なメッセージだ（Qクリアランスがあるかどうかはわからないが）。(Qが男性なのか女性なのかグループなのかは不明ですが、この記事では読みやすさのために代名詞「彼」を使用します)。
キーワード、コード、なぞなぞ、質問、写真、奇妙なコンピューターコマンドで構成された短いフォーラムの投稿を通して、Qは「知られている歴史の中で最大の情報の情報漏洩（情報開示）」を提供していると主張しています。数日ごとに、巨大な陰謀パズルのピースが追加され、一度理解されれば、権力者の真実を解き明かすと言われています。それ以上のものはありません。
Qは彼の投稿を通して、邪悪で悪魔的で、ペドフィリアに傾倒している世界的なエリートを説明しています。彼の記述では、このエリートグループは国際的な人身売買を扱っており、そのアジェンダを進めるために偽旗イベントを編成し、閉鎖されたドアの後ろでオカルト的な儀式を行っています。ハリウッド、主流メディア、ソーシャルネットワークを所有し、利用して、物語をコントロールし、真実を検閲しています。
ドナルド・トランプ氏は、実際にはこのグローバリストのエリートに対して無言の戦争を繰り広げており、アメリカ政府を奪還するための大規模な「カウンター・クーデター」さえも生み出しているのだという。Qによると、ロシアの共謀に関するミューラーの調査は隠れ蓑だという。実際には、彼は、クリントン、ポデスタ、ソロスを含む何百人もの著名な政治家や有名人を起訴しようとしている。この作戦は激しい混乱を引き起こし、暴動さえも引き起こすことが予想されている。
Qのフォロワーはこの時期を「嵐」と呼んでいる。これは、10月6日にトランプ氏が「嵐の前の静けさ（“the calm before the storm”）」と称して、軍人の集まりについて眉をひそめるような発言をしたことにちなんでいる。彼が何を意味するのかと尋ねられたとき、トランプ氏は答えた。"You'll see.（そのうちわかるさ）"
Q現象の主な要素を見てみましょう。
パンくず（Crumbs）
Qは、彼のインテルドロップ（訳注：？「情報開示」的なことだと思います）のために8Chanを使用しています - 事実上無修正であり、オンラインでの詮索と詳細に執着するのが大好きなユーザーで賑わっているボード。このため、彼らは自分自身を「自閉症」と呼んでいます。
Qが直接物事を明らかにすることができないと主張しているので、「自閉症」の要素が必要です。彼はコードや質問を使って「継続的にデータを吸収して分析するスニッファープログラム（情報を”嗅ぎつけてくる”検閲プログラム）を減らす」必要があります。
2017年10月28日に投稿されたQの最初の投稿は、ヒラリー・クリントン氏の逮捕、それに伴う「大規模な暴動」、そして10月30日には全米で州兵が発動するという大胆な予測をしていました。
明らかに、10月30日が来て、去っていったが、このようなことは何も起こらなかった。このことは、Qがその後の数ヶ月間に何百もの投稿を追加することを止めることにはなりませんでした。
第二のパンくず（「情報のカケラ」的な意）は、プロットの核心をレイアウトするためにQの特徴的な短い質問とキーワードを利用しています。
他の多くのQのパンくずと同様に、この投稿は多くの人、理論、概念に言及しています。「モッキングバード（"Mockingbird "）」はQでよく使われるキーワードで、ほとんどの場合、CIAのプロジェクトである「Operation Mockingbird」を指しています。
モッキンバード作戦は、1950年代初頭に始まり、プロパガンダ目的でニュースメディアを操作しようとした米国中央情報局（CIA）の疑惑の大規模なプログラムである。それは、フロント組織として学生や文化団体、雑誌に資金を提供した。
– Wikipedia, OPeration Mockingbird
Qから発信される情報は、トランプ氏が「孤立している」とし、「三文字の機関」を回っていること、軍事情報に頼っていること、そして意図的に将軍に囲まれていることを述べています。彼は、戦いは「民主党対共和党についてではない」と付け加えています。
投稿＃133は、彼の言葉を借りれば、飲み込むのが難しいグローバルエリートについてのＱの考え方を詳述している。
この投稿では、「操り人形の達人」は、三角形のように3つの「側面」をベースにしていると述べています。サウジ、ロスチャイルド、ソロスだ。三角形の中心にある「目」は、世界中の政府によって、裏金、戦争、環境協定を使用して供給されています。Qはその後、悪魔崇拝とエプスタイン島を暗示している。より具体的には、彼は彼が下に隠されたレベルを持っていると信じているエプスタイン島の奇妙な寺院に言及しています。
※ ジェフリー・エプスタインのカリブ海のプライベートアイランド、リトル・セント・ジェームズにある寺院。
ジェフリー・エプスタインは非常に影響力のある億万長者で、著名な政治家や有名人と大規模なパーティーを開催することで知られていました。飛行記録によると、ビル・クリントンはエプスタインの飛行機に26回も乗っています。2008年、エプスタインは未成年の「性奴隷」を売春のために勧誘した罪で有罪判決を受け、13ヶ月間服役しました。
"億万長者のプライベート ジェット機に乗り込み 地元では「ロリータエクスプレス」と呼ばれています" "多数の10代の少女が" "彼の米国領ヴァージン諸島の居酒屋で" "下品な乱交パーティに参加させられたとされています"
- テレグラフ紙、スティーブン・ホーキングの写真はジェフリー・エプスタインの「罪の島」に掲載されています後の「パンくず」は、ハリウッドでの「精神料理」とマインドコントロールされた奴隷の重要性を暗示しています。
それぞれの「パンくず」を分析すると、百科事典を埋めることができます。彼の投稿を通して、Qはラスベガスの銃撃事件、サウジアラビアの政権交代、北朝鮮の交渉、エドワード・スノーデンの追跡、インターネットの権利章典のためのプッシュなど、様々なトピックに触れています。
多くの人にとって、これらの主張は信じがたいものであり、「フェイクニュース」である。しかし、Q氏の「証拠」- 彼が大統領と直接つながっているという証拠 - は、多くの懐疑論者を信者に変えてしまった。
証明
彼が大統領に近いという事実を証明するために、Qは暴露写真を提出し、大統領に関連したいくつかの出来事を予言した。これにより、多くの人は彼が本当にホワイトハウスのインサイダーであると信じるようになった。中には、Qがトランプ氏本人であると信じる者もいる。以下に証拠の例を挙げてみよう。
Do It Q
11月8日に当選から1周年を迎えたトランプ氏のツイートが投稿されたが、その中にQに関する手がかりが含まれているという。
もしもあなた方が、トランプの公式Twitterアカウントでこの特定の写真を探す場合、ファイル名は「DOITQJ8UIAAowsQ.jpg」になります。最初の文字が「DO IT Q」と綴られているという事実は、Qがトランプ氏に直結していることを確認する手がかりと解釈されている。
また、トランプ前の新聞の見出しには、「サウジの汚職取り締まりで王子や大物が逮捕」と書かれていますが、これはQの「パンくず」でもたびたび取り上げられている話題です。
最後に、このツイートのリプライの一つです。
特別な場所
12月10日、Qからの情報によると、GS（おそらくジョージ・ソロス）のために「特別な場所」を選んだという。
12月17日、トランプ氏は「特別な場所」という言葉を使ったツイートを投稿したが、これが別の手がかりと解釈された。
Qはしばしば、彼の投稿と大統領が発信したツイートの類似性を指摘することを主張しています。
ペン
12月12日、Qはホワイトハウスの文房具の横に「メリークリスマス」と書かれたペンを置いた写真を投稿した。
その10分後、トランプ氏は「ハッピーハヌカ（”Happy Hanukkah”）」というツイートを投稿した。
8ちゃんねるユーザーがこの接続を強調すると、Qはこの謎のペンの別の写真を投稿した。
あるインタビューでは、ジャーナリストのジェローム・コルシ（”Jerome Corsi”）は、謎の机を特定したと考えている。
それはローレルデスクです。オバマ氏が使っていたもので、どうやらトランプ氏もキャンプ・デイビッドで使っているようです。これがキャンプ・デイビッドのデスクトップです。
ペンは、トランプ氏が長年使っているモンブランのインクペンです。それが週末のキャンプ・デイビッドで、その写真はトランプ大統領と一緒にそこにいた誰かによって撮影されたに違いありません。机の上にある彼のペンは、QAnonがドナルド・トランプと非常に親密で、ホワイトハウスの重要な内輪の会議にも出席していることを証明しています。
※ オバマはキャンプ・デイビッドのローレルオフィスに座っている。これは同じ机だろうか？
合意的なツイート
1月7日、トランプ氏のツイートには、「結果的に」ではなく「合意的に」という言葉が使われているというミスが含まれていた。
このミスは数分後に訂正されたものの、すぐに見出しを立てて大々的に揶揄された。
しかし、Q信者によると、この誤字は偶然ではなかったという。トランプ氏がQの文字が入った単語を省略して追加したことは、トランプ氏からQ信者へのメッセージだと解釈された。Q自身も「事故ではない」と付け加えている。
予測（Prediction）
12月10日の夕方、Qの投稿には「Blunt & Direct Time」の文字が入っていた。その次は「偽旗」と「花火」の文字が入っていた。
翌朝、ニューヨーク市営地下鉄のタイムズスクエア42丁目/ポートオーソリティバスターミナル駅でパイプ爆弾が部分的に爆発しました。爆弾の容疑者は、バングラデシュからのサラフィ・イスラム教徒の移民である27歳のアカイド・ウルラーと警察によって特定されました。
翌日の夜、Qは「Blunt & Direct Time」の意味を説明した。
BDTはバングラデシュの通貨である。したがって、Qの情報開示は、Qが来る「花火」を知っていたことと、テロリストの国籍を知っていたことを暗示している。
嵐の周りには他にもいくつかの証拠が出回っていますが、それらはすべて、否定できない大統領自身の手掛かりとして解釈されたり、過剰に活動的な頭脳が夢想した単なる偶然の一致として解釈されたりします。
メディア掲載
予想通り、Qに関するメディアの報道は非常に偏っており、党派的でオピニオン的なものが多い。Qに関する最初の記事の一つがNYmagに掲載された。記事には次のように書かれている。
嵐と呼ばれる新しい陰謀論は、インターネットの最も恐ろしい部分を、まあ、嵐で取った。嵐の陰謀は、秘密の陰謀、悪魔のような民主党によって導かれた（一部）子供の性売買組織、そしてもちろん、数え切れないほどの論理的な飛躍と偏執的な仮定を備えていますが、それはわずかな事実に基づいた精査の下で持ちこたえることができません。
ニューズウィーク誌のこの現象に関する報道も非常に批判的だ。タイトルには、「嵐はいかにして2018年最大のフェイクニュース記事になったか」と書かれています。
3月には、コメディ・セントラルの番組「The Opposition With Jordan Keppler」がQと「嵐（作戦）」をからかった。
一方では、アレックス・ジョーンズはしっかりとQの信憑性を信じています。
TownHall.comのジャーナリスト、リズ・クロキン氏はインタビューで、Qがトランプ氏本人である可能性があると考えていると述べています。
Qはトランプ大統領で、おそらくスティーブン・ミラーと協力してこの情報を裏で垂れ流してキャンペーンを展開しています。私は非常に長い間 人々に伝えてきました エリート主義者やオカルトエリート主義者は 文字通り強姦し 子供を犠牲にし 血を飲んでいます 文字通り赤ちゃんを食べるように 普通の人には、このようなことが起こっていることを全く知らない人が一度に受け入れるのは、あまりにも難しいのです。
トランプ大統領と彼の政権は、舞台裏で非常に組織的な努力をしています A)これは現実に起こっていること、B)彼らが彼らを逮捕していることを 国民に少しずつ知らせています 大規模な逮捕者が出て、ヒラリー・クリントンの名前が出てきたり、性売買で刑務所に入れられたりしても、大規模なヒステリーではありません。人々は気づくでしょう "これは本当なのかもしれない" とか "これはただのクーデターではない" とか "これは本当で、本当に起こっているのだ" とか。
結論から言うと
Qは非常に偏光的な人物ですが、この現象については、誰にとっても明らかであるべき事実があります。第一に、Qに関するすべてのことが100％トランプ支持者であり、トランプ氏の政治的アジェンダ全体と完全に一致しているということです。PRの観点から言えば、マスメディアを迂回しながらトランプ氏への支持を強化する効果的で革新的な方法である。
しかし、これはすべて真実なのでしょうか？トランプは本当にグローバリストの悪魔崇拝者のネットワークを倒しているのでしょうか？トランプのメディア報道の90％が否定的なのは、このためなのだろうか？逆に、嵐は、実際には嵐が実際に起こっていない間、実際には、"真実の人 "の支持を得るための方法ですか？それは、聡明な”釣り”によって行われた、人類史上最も精巧なLARPである可能性があるのではないか？
一つ確かなことは、Q現象には深いメシア的な何かがあるということです。偉大な苦難の予言や、サタンの信奉者から世界を救うという約束は、確かに聖書の叙事詩のような大規模なものです。「奇跡的な」ツイートや写真を通して、Qは多くの懐疑的な人々を今では信者であり、彼の言葉を広める準備ができている敬虔な信者に変えました。Q自身も、神に言及したり、主の祈りを引用したりすることで、この神秘性をさらに高めています。
では、Qは本物なのか？彼自身が言うように「真実は常に勝つ」です。最終的な審判の予言が成就するのか、それとも別の偽預言者になるのかは、時間だけが教えてくれます。
（翻訳ここまで）
最後に
いかがでしたでしょうか？
この記事に書いてある「QAnon現象に対する見方」が「私の見方」と合致するので、私は「チェリーピッキング（自分の論に有利な説明ばかり採用して論理展開する手法）」でブログに取り上げているだけなのかもしれません？
※ 「チェリーピッキング」はコチラの記事から。
なんにせよ、どのような物事であれ、最終的に判断するのは「あなた」です。
巷では「CIAは中国寄り」とする考え方もありますが、果たしてそうなのでしょうか？
民主党など「親中国」な人々が「アメリカに革命を起こそうとしている」のでしょうか？
その目的が「アメリカの乗っ取り」なのでしょうか？
実際に「そういう動き」はあるのかもしれませんが、その「目的」をよく考える必要があります。
ご紹介した記事の中では「三文字の機関」として「Q自身が後ろ盾としている機関」の存在を示唆していることが語られていました。
最近では「ディープステート（『カバール』などとも）」とされる人々に仕えるとされる「CIA」が「反ディープステート」であるトランプの背後にも？
「三文字の機関」はFBIのこと？
それとも「トランプさん（QAnon含む）も何かの役を演じているだけ」かもしれませんね。
現在、アメリカは「内戦に向けて着々と準備中」であるような予感がしています。
※ 正確には「分析」しています。
「アメリカ vs 中国」でしょうか？
オーダー・アウト・オブ・ケイオス。
混沌からの秩序。
全ての「分断」は、何か新しいものを作るため。
先日の記事で簡単に「思考のフレームワークを規定して騙すテクニック」について触れました。
kazzhirock.hatenablog.jp名前を決めれば、その時に初めて集団が「特定（脳内で、ですが）」されます。
「ディープステート」と名付ければ、そこに含まれない人々（表舞台に出ない人々）は「大衆の思考から消え去り」ます。
好きなだけ大衆には「ディープステート」を憎ませておけばいいのです。
そして、その「大衆の思考から消え去った人々」も、実は「悪魔ではなく、人類の平和的発展のために」様々なことをやっているだけなのかもしれません。
できるだけ「穏やかな形」で。
まぁ、私がそう思ってるだけでは世界は変わりませんので、もっと多くの人々が「全てを見通し、この世界から一抜けする（自分たちの世界を創造する）」ことを願っています。
あなたの思考を縛り付けている、全ての「言葉」から抜け出してみませんか？
「真実」ってのは、隠されているわけじゃなく、あなたの「目の前に転がっている」のかもしれません。
「見えなくしているのはあなた自身」なのかもしれません。
人は「見たいものを見て、聴きたい音を聴く」と言います。
「真相を暴く人」の多くは、同時に「真相を隠したい人」です。
「9割の真実に1割の嘘」が混ぜ込まれています。
「あなたの真実」を作れるのは「あなただけ」です。
また。
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