ようこそ、みなさん。
本日はちょっとしたお遊びを。
問題
今からある質問をしますので、是非ともお答えください。
① 次のモノの中から一つを選び、強く頭の中に思い浮かべてください。
「イタリア」「人間」「青森」「ジュース」「アメリカ」「梨」「車」「貧血」
② 先ほど選んだモノに関係のあるモノを選んでください。
「和食」「フェラーリ」「トルコ」」「コカ・コーラ」「サウジアラビア」「血液」「深海探査船」「りんご」
③ 今、頭に浮かんでいるモノの特徴を選んでください。
「白い」「汚い」「明るい」「美しい」「赤い」「広い」「小さい」
④ 最後の質問です。③で選んだモノに当てはまるモノを選んでください。
「宇宙」「夕日」「ピラミッド」「象」「音楽」「斧」「雪景色」「映画館」
あなたが選んだモノを当ててご覧にいれましょう。
あなたが選んだのは...
「夕日」です。
種明かし
どうでしたか?
当たりましたでしょうか?
ちょっと適当に作った問題なので、外れてるかもしれません。(笑)
当てられてしまった方も大丈夫です。
私には特別な力はありませんし、あなたの思考が漏れてるわけでもありません。(笑)
単に「そうなるように設計した問題を解かされていた。」だけです。
要は「『夕日』を選ばされるように誘導された。」ということです。
IT用語などで使われる「リバースエンジニアリング」をしていきましょう。
リバースエンジニアリング(Reverse engineeringから。直訳すれば逆行工学という意味)とは、機械を分解したり、製品の動作を観察したり、ソフトウェアの動作を解析するなどして、製品の構造を分析し、そこから製造方法や動作原理、設計図などの仕様やソースコードなどを調査することを指す。
④の選択肢は次のようなモノが並んでいました。
「宇宙」「夕日」「ピラミッド」「象」「音楽」「斧」「雪景色」「映画館」
この中で③の選択肢の中にあった「赤い」という特徴に当てはまるのは?
「夕日」だけですよね?
「宇宙が赤い。」とはなかなか連想しないでしょう?
「赤い雪景色」だったら、ちょっとしたホラーです。
※ それはちょっと違うテストになってきます。(笑)
「ピラミッドが夕日に照らされて赤く染まっている。」というシーンを思い浮かべることがあるかもしれませんが、そんな「詩人の心」みたいなものを持っている人は稀でしょうから、この場合は雑に設計しました。(笑)
「美しい音楽」とか「明るい音楽」とかも結びつきますが、この場合は関係ありません。
むしろ「選択肢がたくさん存在している。」という「勘違い」を解答者に与えるために「ワザと」置いてあります。
③の時点で「赤い」という特徴を「選ばされている。」からです。
では①と②を見ていきましょう。
②も選択肢は
「和食」「フェラーリ」「トルコ」」「コカ・コーラ」「サウジアラビア」「血液」「深海探査船」「りんご」
でしたが、この中の「半分だけが『赤い』という特徴を持っている。」です。
「フェラーリ」は「赤いフェラーリ」を思い浮かべる人が大多数でしょう。
※ 黄色もカッコいいですけど、乗るのはちょっと...
「コカ・コーラ」は「ラベルやロゴが赤い」と思うでしょ?
※ 液体自体は「黒い」ですけど。
「血液」が「青い」と思い浮かべる人は、エイリアンの素質ありです。
「りんご」も「赤いりんご」を思い浮かべるでしょう。
※ 私は「林檎」と書いてあったら問答無用で「椎名」を思い浮かべますが。
残りの4つは「『赤』を連想させなければなんでもいい。」のです。
①の選択肢は
「イタリア」「人間」「青森」「ジュース」「アメリカ」「梨」「車」「貧血」
でしたが、これらはすべて「②の選択肢のうちの「赤いという特徴を持つモノと結びつくモノ」です。
つまり、これらは②の中の4つ(「フェラーリ」「コカ・コーラ」「血液」「りんご」)と「確実に結びつくであろうモノ」です。
そして、②の中の残りの4つ(「和食」「トルコ」「サウジアラビア」「深海探査船」)とは「あまり結びつかないであろうモノ」です。
こういう問題?を設計するやり方を簡単にまとめると
三番目に「特徴」を配置します。(色とか大きさとか)
遡って「その特徴を選ばせるように誘導するため」に二番目と一番目の選択肢を用意します。
※ 一番目の選択肢を8つ用意するのなら、二番目の選択肢は「その半分」の4つ。
二番目の残りの選択肢は「一番目の選択肢のそれぞれモノと結びつかなそう」なら「なんでもいい」です。
※ 厳密にやるなら「絶対に結びつかないモノ」を配置します。
四番目の選択肢は「三番目で選択させたい『特徴』を持つモノは1つだけ」配置します。
問題は作る順番は「三番目」「二番目」「一番目」「四番目」の順番にした方が作りやすいでしょう。
いかがでしたか?
こういうテクニックは「詐欺師」などが好んで使うモノです。
私たちの日常にも、こういうテクニックを応用したモノがあふれています。
今回の遊びの「ルールを作った」のは誰でしたか?
「私」ですよね?
「誰かが作ったゲーム」には、絶対に「設計者の意向」が入っています。
もっと高度なテクニックを組み合わせると「マインドコントロール」のようなことすらできてしまいます。
※ そういう動画も多いので、「洗脳される人」が増えないかを懸念しています。
ゲームのルールを知らないのに大金かけてギャンブルしてるようなもんです。
大金ならまだいいでしょうが、あなたがかけているのは「あなたの人生」です。
「人生というゲーム」を私たちはプレイしています。
その遊び場である「社会」には、多くの「だれかの仕掛けたルール」があります。
遊ぶのか?遊ばされるのか?
どちらにしますか?
鳥のように自由に。
それが人生で二番目に大事なことらしいです。
自由でいるためには徹底的にルールを知らないといけません。
人生には無限の選択肢があるように見えますが、実はあなたは「選ばされている」のかもしれませんね。
私のブログを読むように誘導されたのかもしれません。
「あなたがあなたの救世主になるために」
なんてね。
www.youtube.com※ ジョンが残したデモテープに、残りの三人が演奏を重ねてできた奇跡の楽曲。
また。
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