ようこそ、みなさん。
アニマトリックスの後半を書こうかと思いましたが、ちょっと思いついたことがあるというか、そもそも一番大事なんじゃないか?ってぐらいのことを書いておかないといかんなと思いましたので、書こうと思います。
そして完全にリアルタイムで思考を言語化しているので、まとまりはないかもしれませんがご容赦ください。
さて、どこから話そうか。
「名前をつけるということは、ある意味で『呪い』である。」というお話です。
「呪い(のろい)」と言うよりも「呪(しゅ)」ですが。
要するに「言葉には『縛り付ける』効果がある。」ということです。
現代的な言葉で言いかえるのなら「思考のフレームワークを規定する。」でしょうか?
※ 小説の中に「名とは呪よ」的なセリフあり。
例えばですが、最近の陰謀論・オカルト・都市伝説界隈で流行りの言葉に「ディープ・ステート」というのがあります。
古くから国際政治などに関心があった人は「軍産複合体」などと呼ばれていた存在のことを覚えておいでかと思います。(「石油メジャー」とかね。)
「ディープ・ステート」と言う言葉自体は、かなり古くから存在しておりまして
ディープステート(deep state)は、アメリカ合衆国の政治が陰で操られているとする陰謀論の一つで、影の政府や国家の内部における国家と重複する。政治システムの中に共謀と縁故主義が存在し、合法的に選ばれた政府の中に隠れた政府を構成していることを示唆するもの。
作家のMike Lofgren氏は、「政府の一部とトップレベルの金融と産業の一部の混成連合で、公式の政治的過程を通じて表明されたかのように、被統治者の同意に基づかずに米国を効果的に統治することができる」と考えている。
この言葉はもともと、トルコの比較的目に見えない国家機構(情報機関、軍、治安、司法、組織犯罪の中のハイレベルな要素で構成される)や、エジプト、ウクライナ、スペイン、コロンビア、イタリア、イスラエル、その他多くの国における同様の疑惑のネットワークを指すために作られた。
だそうです。
「シャドー・キャビネット」やら「シャドー・ガバメント」やらの言葉も過去には存在しましたし、今でもたまに使われているのを見かけます。
かつてあった「軍産複合体」であるとか、「グローバル主義者」であるとか、「国際金融資本」であるとか、なんやらかんやら。「何か悪そうだ!」という人々が今では全て「ディープ・ステート」に一本化されたように感じます。
例えばの話
「トランプ大統領は『ディープ・ステートと戦っているから正義だ!』」という論理を持った人がいたとしましょう。
「ディープ・ステートこそが悪の本体!」という「呪(しゅ)にかかっている」わけだと個人的には思うのです。
「『ディープ・ステート』てとこに含まれていない『悪』はどうなるの?」と。
「オカルト」という「言葉」に起こったことも同じです。
ラテン語: occulere の過去分詞 occulta(隠されたもの)を語源とする。目で見たり、触れて感じたりすることのできないことを意味する。そのような知識の探求とそれによって得られた知識体系は「オカルティズム」と呼ばれている。ただし、何をもって「オカルト」とするのかについては、時代や論者の立場等により見解が異なる。
ラテン語で「隠されたもの」を意味していた「言葉」は、時代がすぎるに連れてどんどんと「ブラックボックス化」していきました。
「なんとなく怪しそうなモノ」は全て「オカルト」としてまとめられました。
これまた現代的に言うならば「その言葉が持っていたプログラミングコードが書き換わっていった」わけです。
「言葉は思考のフレームワークを規定するため」に用いられます。
おまけに「時代と共に、その言葉に書き込まれたコードが変化する」のです。
さて、肝心の「その言葉が表していたはずのモノ、それ自体」は?
人々が「その言葉に人々が囚われている間にさっさと違う場所に移動すればいい」だけです。
「ディープ・ステート」が「悪」だと思わせておいて、次の隠れ蓑を用意するだけです。
何せ、「縛った方」は「その法則に縛られていない」わけですからね。
陰謀論や都市伝説やオカルト界隈で、日夜様々な考察などが行われ、そのような情報がインターネットに溢れかえっています。
私はこの原理を理解していない人が撒き散らす情報というのは、ますます人類を惑わせる結果にしかならないのでは?と疑問を感じています。
そもそも、軍事技術であったインターネットがなぜに民間に解放されたのでしょうか?
私より遥かに頭の良い人たちのことです。ここまで見越していたのではないでしょうか?
「インターネットで真実を見つけた!」と言う人もいます。
本当に?
さらなる混沌を広めるために与えられた道具なのでは?
みなさんはどう思われるでしょうか?
では。
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