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「人とのつながり」大事にしてますか? - アメリカの研究者達による最新のデータ解析結果

Hatena Feedly

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ようこそ、みなさん。

はじめに

コロナ疲れ」や「コロナうつ」という言葉を目や耳にしたりすることも増えてしまいましたね。

 

こんなニュースであったり

www3.nhk.or.jpまたはこんなニュースであったり

jp.wsj.com

夜の街」というのは「様々な問題がある」として矢面に立たされていますが

今、感染対策を推し進める立場の人々は、「新しい生活様式」の名のもと、これまでのコミュニケーションを自粛するよう、そしてコミュニケーションに利用されてきた場所に人々が集まりすぎないよう提言しています。感染者を減らすために必要な提言ではありますが、ディスプレイ越しのコミュニケーションで満足できる人はけして多くはありません。なぜなら、私たちが先祖代々営んできたコミュニケーションとは、もっと距離が近くて、しばしば接触を伴っていて、もっと身体的なものだったからです。子どもや青少年がコミュニケーション能力を身に付けていくという観点からみても、従来のコミュニケーションを体験する機会は必要でしょう。

 

私たち人間が、本来、もっと近い距離で、もっと接触してコミュニケーションする動物だったことを思い出すと、「新しい生活様式」とはなかなか過酷な要請です。控えめに言っても、スキンシップやボディランゲージを交えてコミュニケーションする、動物としての人間の性質を疎外していると言えます。そうしたなか、一部の人々がカラオケボックスで密になってしまったり、夜の街に繰り出してしまったりしているのは、禁じられたコミュニケーションを取り戻さずにいられなくなった表れなのかもしれません。もちろん実際にそうしてしまう人々は氷山の一角に過ぎず、水面下には、お盆に帰省できなかったことを残念に思っている人やコミュニケーションを制限されていることにストレスを感じている人が大勢いらっしゃるでしょう。

president.jpより

 こういう意見もあります。

アメリカの研究者による報告

最近、アメリカのあるサイトも定期的に巡回しております。

 

そのサイトはコチラ

Science X™ は、科学、研究、技術に関するあらゆるトピックを網羅したウェブベースのニュースサービスです。物理学、地球科学、医学、ナノテクノロジー、電子工学、宇宙、生物学、化学、コンピュータ科学、工学、数学、その他の科学技術などを網羅しています。2004年に開始されたScience X(Physorg.com)は、毎月500万人の科学者、研究者、エンジニアが購読しており、着実に成長しています。Science X は毎日約 200 件の質の高い記事を掲載しており、世界の科学技術の発展を最も包括的にカバーしています。Science X コミュニティのメンバーは、ソーシャルネットワーキング、個人のホームページ設定、記事のコメントやランキング、お気に入り記事の保存機能、毎日のニュースレター、その他のオプションなど、多くのパーソナライズされた機能へのアクセスを楽しむことができます。

Science X Network :: Phys.org, Medical Xpress, Tech Xplore より

sciencex.com

で、このサイトの「医療部門」として、こんなサイトがあります。

medicalxpress.com

 

こちらのサイトに、アメリカの研究者達による「『人とのつながり』が『うつ病予防の最大の要素となる』」ことを示した研究」のニュースがありましたので、簡単に翻訳しご紹介させていただきたいとと思います。

 

(翻訳開始)

研究では、社会的つながりがうつ病の最強の防御因子であることが明らかになった

マサチューセッツ総合病院による

 

マサチューセッツ総合病院(MGH)の研究者らは、100を超える分野の中から、成人のうつ病を予防するための貴重なターゲットとなりうる一連の修正可能な因子を特定しました。「The American Journal of Psychiatry」誌に発表された研究では、研究チームは、社会的なつながりをうつ病の最強の防御因子として挙げ、テレビ視聴や日中の昼寝などの座り仕事を減らすことも、うつ病のリスクを下げるのに役立つことを示唆している。

 

うつ病は世界的に障害の主な原因となっていますが、これまでの研究者は、リスク因子と防御因子のうち、ほんの一握りにしか注目しておらず、多くの場合、1つまたは2つの領域にしか注目していませんでした。今回の研究は、うつ病のリスクに影響を与える可能性のある修飾可能な因子について、これまでで最も包括的な情報を提供しています」と述べています。

 

そのために、研究者たちは2段階のアプローチをとった。第一段階では、世界的に有名な成人コホート研究である英国バイオバンクの10万人以上の参加者のデータベースを用いて、社会的交流、メディア利用、睡眠パターン、食事、身体活動、環境曝露など、うつ病発症のリスクと関連する可能性のある改変可能な因子を幅広く系統的にスキャンした。

 

「全エクソン関連解析(ExWAS)」として知られるこの方法は、疾患の遺伝的危険因子を同定するために広く用いられている「ゲノムワイド関連解析(GWAS)」に類似している。第二段階では、ExWASから最も強力な修正可能性のある候補を抽出し、「メンデルランダム化(MR)」と呼ばれる手法を適用して、どの因子がうつ病リスクと因果関係があるかを調べた。

 

MRは、人と人との間の遺伝的変異を一種の自然実験として扱い、相関関係ではなく因果関係を反映している可能性が高いかどうかを判断する統計的手法である。

 

MGHの研究は、広範な修飾因子を評価し、このエビデンスを用いてうつ病の予防的介入のターゲットを優先的に決定するための重要な新しいアプローチを実証しています。

 

うつ病は個人、家族、社会に多大な影響を与えていますが、その予防法についてはまだほとんどわかっていません」とSmoller氏は述べています。

 

また「我々は、数年前にもなかった大規模でデータに基づいたアプローチにより、公衆衛生上重要なこれらの問題に取り組むことが可能であることを示しました。この研究が、うつ病予防のための実行可能な戦略を開発するためのさらなる努力の動機付けになることを期待しています」とSmoller氏は述べています。

 

medicalxpress.com より

リモートワークの普及」などにも「良い面と悪い面」が存在しますね。

 

みなさんは「人との付き合い」を大事にしておられますか?

 

基本的に、私は「ぼっち」というか「あまり人付き合いを求めていない」というか「必要とされない」というか(笑)

 

まぁ「自分から他人に連絡したり」をしないタイプの人間です。

 

しかし「『求められること』を求めている」と言うか...

 

めんどくさいタイプの人間」であるのは間違いありません。

 

 「健康のため」だけでなく、これからの時代は「良き理解者」や「考え方の近い人」との親密な付き合いこそが求められる時代になるような気もしています。

 

リアルな世界ではなかなか出会えないとしても、そのような人にどこでもいいので出会ったら、その縁を大切にすることが大事になってくるのではないでしょうか?

 

また。

 

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