ようこそ、みなさん。
「思考を支える思考」のお話の続きになります。
前回の記事はコチラ
簡単に前回のお話を振り返ると
「脳」と「意識」と「心」は「それぞれ別のもの」であり、「脳と心の橋渡し役」が「意識」である。
「思考」は「脳と意識」に属し、「思考を支える思考」は「意識と心」に属する。
と考えてみてください、というお話でした。
簡単に例えると
もしも今、あなたが「幸せになりたい!」と願っているとします。
なんでそう願うのでしょうか?
それは、あなたが「今幸せではない。」と感じているからでしょう?
「思考を支える思考」を注意深く観察すると、このようなことに気付きます。
思考は現実化する?
「思考は現実化する!」というセリフを、本当にいろんなとこで見かけるようになりました。
自己啓発系からスピリチュアル系まで、なんならビジネス系でも見かけるようになってきているかもしれませんね。
思考は現実化するのか?しないのか?
私は「するともしないとも、どっちとも言えるじゃーん!」と思います。(笑)
どういうことか?
先ほどの「幸せになりたい!」の例えで言えば、こうなります。
「幸せになりたい!」と「思考」したときに、あなたの「思考を支える思考」は「今、私は幸せではない」という「信念」のようなものが形成されます。
※ 「思考を支える思考」の方が「影響力が強い」と言い換えてもいいかも。
「幸せになりたい」と思って「行動」していると、その「行動」は「誤った信念(あなたが本当に「したいこと」や「なりたい状態」の真逆)」から生まれているので、ますますあなたの信念は「私は幸せではない。」という「欠乏状態」に陥ります。
「思考は現実化する!」とは、正確には「思考を支える思考が現実化している!」と言えるのだと思います。
なので、自己啓発系やスピリチュアル系では「まずは、『思考を支える思考』を変える必要があります。」と教えられます。
私も実際、「それはそうだな。」と思います。
※ 仏教的には「吾唯知足(われ、ただ足るを知る)」でしょうか?
ざっくり上っ面のお話だけしようとしてるので、こんな簡単に話していますが、この理屈を本当に理解してもらう為だけでもいくらでも書けるでしょう。
この境地に達するのにですら、めちゃくちゃ苦労するのが人間です。
「瞑想」のような訓練は、自分の中の「思考を支える思考」に気づくためにあると言ってもいいようにも思います。
「『思考を支える思考』が現実化している。」というのはある意味で正しいので、まず必要なのは「思考を支える思考に気付き、それを整える。」ことなのは正解でしょう。
ここまでは、私が思う「内宇宙のお話」です。
で、私が「スピリチュアルマスター!」やら「自己啓発の神!」的な立ち位置になりたかったら、この辺りのお話に終始し、適当にお金稼ぎしつつ自分の承認欲求を満たすとこでしょうが、あんまり興味ないので先に進みます。(笑)
「内宇宙」から「外宇宙」へ
私は「外宇宙を変えることができるのは、人間の『行動』を通じてのみ」だと思っています。
そして「例え『正しい信念から発せられた行動』でさえ、それが現実化するとは限らない」のだと思っています。
わかりやすい例えだと思いますので、また「お金が欲しい!」場合のお話。
「お金が欲しい!」というのは、あなたが「お金がないと幸せじゃない!」と「思考を支える思考」が思っているからです。
まずは「お金がなくても、何があっても、『私は幸せです!』と信じましょう。」
そうすれば、あなたの行動も変わっていきますし、それによって「あなたの望みは叶います。」
ここまでは「スピリチュアル界隈」でよく語られることでしょう。
それ、本当にぃ???
「例え『正しい信念から発せられた行動』でさえ、それが現実化するとは限らない」んですけどぉ???
よくできたもので、こんな疑問にもちゃんと回答が用意されています。
「それは、あなたが本当に変わっていないせいです!」
「あなたが本当に変われば、世界はそのあなたに応えてくれます!」
そ、そうなんだぁ....
じ、自分のせいなんだぁ....
なわきゃあるかぁーーーーーい!!!
こうやって、変わらない「外宇宙」の原因を「内宇宙」のせいにし続けた結果、人間はどう考えるでしょうか?
「『何があろうとも、心穏やかに、ハッピーでいること』こそが必要なんだ。」という結論に達します。
「穏やかに」???
最近、都市伝説界隈のYoutubeでよく見かける言葉ですね?(笑)
戦争が起こるかもしれないけど、私がハッピーでいれば大丈夫。
世界は悲惨な状態だけど、私がワクワクしていれば、私は幸せになれる。
みんなが覚醒すれば、波動が上がって世界は良い方向に変わる。
※ アセンショーーーーーーン!!!
なわきゃあるかぁーーーーーい!!!
究極の「満足薬」
ティモシー・リアリー博士のお話の時にちょっとだけ書きましたが、彼と親しくしていた「オルダス・ハクスリー」という人がいました。
ざっくりしたお話の内容は
完全に一部の人間によって支配された世界があって、そこには大勢の「管理された、奴隷のような人間」が暮らしています。
ただ、その奴隷たちは「その世界をユートピア」だと思って暮らしています。
なぜか?
幼い頃からの教育や、「究極の満足薬」の存在によって「自分が奴隷であることに喜びを感じるような人間」に育てられているからです。
はてさて?
スピリチュアル界隈で語られる「何が起ころうとも、私はハッピー!と信じましょう。」という教えって、結局コレなんじゃありませんか?
知らずに「究極の満足薬」飲んでませんか、そこのスピリチュアルに熱心な人?
「引き寄せの法則」とかの発祥元、知ってますか?
「量子力学的にも、人間の思考が現実化している!」と思ってる人?
本当に「量子力学のなんたるか?」を理解してますか?
「観測者」て言葉に惑わされてませんか?
人間が月を観測していないと、月は存在しないのですか?
世界中の誰一人として月を見てない瞬間があっても、月は「引力」という力を地球に伝えてはいませんか?
それは潮の満ち引きだったり、女性の身体に影響を及ぼしていたりしませんか?
「外宇宙」は物理的な世界です。
「行動」によってしか変化しないでしょう。
あなたが「覚醒した!」という「新しい夢の世界」にふけっている間に、どんどん「現実」を改変する人たちがいます。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
また。
追記.
私ごとですが、私は私で「自分が知ってる知識」の範囲で、色々と総合的に考えて「気をつけておくべきこととか、この先の世界の大きな流れ」みたいなものは大体わかってるので、それはそれでいいんです。
「私一人に関して」だけ言えば、「なるようになるさ」と言えるので。
でも、さすがに色々見回していた時に「さすがにこりゃ末期だな。」と思うような状況だったのと、良いキッカケを頂戴したとこもあり、こうしてなんやかんや書かせていただくことになったわけです。
私が「書き出す」という「行動」をしてないと、読んでくださってるみなさんが「こういうアホもいるんだなぁ」と思うこともなかったでしょうし。
もしかしたら「こういう考え方もできるんだなぁ」と何かの参考にしていただけているのかもしれませんし。
そんなわけで、これからもよろしくお願いいたします。
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